生物環境と保全

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
241201   生活環境学科 前期 2・3・4 2 辻 広志

授業の主題(テーマ)
生物多様性の保全

授業の目標(講義概要)
この地球上には様々な環境が存在し、そこには多種多様な生物が生息している。しかし現在、直接・間接的に人間の活動に由来した自然環境の悪化が原因で、生物多様性は地球規模で危機にさらされている。生物多様性の減少のしくみを解明し、復元・管理の対策を立てるためには、広範かつ正確な生態学的知識が不可欠である。この講義では、遺伝子、種、生態系レベルの視点から生物多様性の危機の現状について学び、有効な保全戦略について考える。

授業計画
第1回:生物多様性とは?
第2回:生物多様性の危機の現状(1):野生生物の乱獲
第3回:生物多様性の危機の現状(2):生息地の破壊
第4回:生物多様性の危機の現状(3):環境汚染
第5回:生物多様性の危機の現状(4):地球温暖化
第6回:生物多様性の危機の現状(5):外来種
第7回:生物多様性の危機の現状(6):両生類の減少
第8回:生物多様性の保全戦略(1):生態系の保全
第9回:生物多様性の保全戦略(2):種の保全
第10回:生物多様性の保全戦略(3):遺伝子の保全
第11回:生物多様性の保全戦略(4):生物間相互作用の保全
第12回:生物多様性の保全戦略(5):生物の保全に関する法律と条約
第13回:生物多様性の保全戦略(6):自然再生事業による生態系の復元
第14回:生物多様性の保全戦略(7):市民レベルでの保全活動
第15回:レポート発表

評価方法
レポート試験70%、出席点30%で評価する。

テキスト
 

備考
テキストは使用せず、資料プリントを毎回配布する。参考書は最初の授業で紹介する。ほぼ毎回15分程度のビデオを鑑賞する。教室やキャンパスで生き物の観察を行う場合がある。